北朝鮮の核爆弾50ktの威力や破壊力は広島型と比べてどのくらい強力なのか?


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金正恩氏の北朝鮮が弾道ミサイルに搭載できる核弾頭は、最大で50ktの能力と推定されています。
核兵器の爆発の威力を示す尺度は、kt(キロトン)とMt(メガトン)とあります。

例えば、ロシアが保有する核兵器は一番大きなもので20Mt(20000kt)、アメリカでも配備中のもので1.2Mt(1200kt)です。
それに比べたら北朝鮮の50ktは、核性能としては低くなりますが、これは、ミサイルの搭載能力が低いからでして、能力の低い核兵器しか作れていないと言う事ではありません。
北朝鮮のミサイルに搭載できる能力に、対応できる核兵器は推定で最大50ktと言う事にります。

しかし、広島に落とされた原爆「リトルボーイ」は推定値で12kt~18kt、長崎の核は18kt~23ktだっととされています。

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よって、50ktと言えども、広島の3倍程度も強力な核爆弾となっているのです。

北朝鮮・核爆弾50ktの威力は?

あくまでも目安となりますが、戦略核兵器による爆心地からの影響としては下記のような状況が考えられるそうです。

爆風による市街地の破壊・被害半径 約1600m
※木造民家への被害は半径約11km (広島のときは全壊が3km程度)

爆心地付近の地表温度は4000℃~8000℃程度に達し、熱線被害は半径約12kmとなり当然火災が発生しますので焼土と化します。
※広島の時の熱傷は半径3.5km程度でした

放射線被害は致命的の場合で半径約2400m
放射線障害の発生の場合で半径約2600m

以上のように被害の想定値は、広島・長崎を大幅に上回る状況となり想像を絶します。
原子力発電所と違って、核の量が少ないので、放射能は福島の事故に比べたら全然低いです。
上空で爆発した場合、一番問題なのは爆風と熱線です。
なお、北朝鮮の弾道ミサイル(核ミサイル)は着弾点の誤差があります。

また、ミサイルの精度が悪く狙ったところに飛ばないので、+2000m程度誤差があると推定されています。
繰り返しますが、あくまでも参考でして、核分裂が100%より低いかったなどの実際の状態、地形条件や当日の気象状況により異なります。

キノコ雲も高度3万mまで達すると考えられますので「黒い雨」が1時間以上降って、放射能被害を周辺に拡大させる可能性も高いですので、遠くで目撃した場合には、風向きにも注意が必要です。
広島のときには、黒い灰が約7時間程度降りましたので、とにかく、建物の中に避難して、長い時間外に出ずに、様子を見ましょう。
雨や灰に触れると言う事は、放射能に触ると言う事になります。
避難してきた被爆者に触れたりすると、残念ながら2次被ばくもします。
サリンなどの化学兵器が使用された場合、自宅などにいた時には窓はすべて閉めて換気もやめ、外出していた際には風向きにも注意して非難が必要です。

2016年2月7日の北朝鮮ミサイル発射の際に、Jアラート(全国瞬時警報システム)が沖縄で鳴っています。
しかし、実際にJアラートが配信されたのは、発射から4分後でした。
実際には下記のようなサイレンが鳴るようです。

ミサイルが日本に到達するのは九州で約5分、関東で約10分ですので、Jアラートが鳴った場合には、即座に行動する必要があります。
基本的には地下に避難するのが有効ですが、付近に地下街などが無い場合には、できる限り頑丈な建物に入りましょう。
建物に入っても、窓ガラスからはできる限り離れてください。
爆風が襲ってくると、ガラスの破片が凶器にも変貌します。

内閣府の「武力攻撃やテロなどから身を守るために」

もし、ピカッと光るのを感じたら、すぐにその場で「伏せる」など、身を保護する行動を取ると良いかもしれません。
ドカンと言う爆発音が聞こえてからでは遅いです。

ちなみにですが、福島第一原発で使われていたウラン235の量は、広島原爆の24000発分に相当します。
東日本大震災では、そのうち0.3%が大気中に放出されてしまったと言う事ですが、放出された福島のセシウム137(半減期30年)ですと、広島原爆の約170個分もの放射線が格納容器から出てしまったようです。(諸説あり)
要するに、重量に制約があるミサイルに載せる訳ではないので、原子力発電所の方が、核兵器よりも大量に核物質を使用しています。

なお、TwitterやFacebookなどSNSで個人が配信している内容は、そのまま信用してはダメです。
熊本地震があった際には「ライオンが動物園から逃げた」などのデマが広がり、のちその配信者は警察に逮捕されています。
絶対に裏付けを確認するなどし、安易に信用したり、拡散したり、しないようご注意願います。

単純に敵国に核を使わせないためには、日本も核を保有して「抑止力」とするのが、妥当なのかも?知れませんが、専守防衛的には今の憲法や法律では無理です。
日本が独自に核を持たなくても「ニュークリア・シェアリング」と言って「核の共有」という仕組みも存在します。
例えば、ベルギー、イタリア、ドイツ、オランダは単独で核兵器を持っていませんが、アメリカと条約を結んでおり、イザと言う時はアメリカが配備してくれている核を有事の際に使用できるようになっています。

いずれにせよ、日本が孤立することだけは避けたいですし、この記事でご紹介したようなことにならないのを祈るばかりです。
とにかく、誰一人命を落とす事が無い平和な世の中が続くことを願っておりますが、脅威を知っておくのも勉強のひとつでございます。

(参考)防衛白書

第2次朝鮮戦争勃発か? 北朝鮮のミサイル性能と日本のミサイル防衛体制
航空自衛隊や海上自衛隊にはアメリカ軍と北朝鮮を攻撃する能力はあるのか? 専守防衛とは
広島原爆ドームと原爆資料館(平和記念資料館)~是非多くの外国人に訪問して頂きたいと願う

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コメント

    • 2017年 4月 25日

    核兵器の威力をTNT換算した場合、被害範囲は立方根に比例します。TNT換算値が3倍増えたからといって、被害範囲も3倍に増えると考えるのは誤りです。

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